事例

LLM で採用市場を調査:
米国企業は AI エンジニアに何を求めているか

実際の実行記録です。LinkedIn と Indeed の AI エンジニア求人 200 件を LLM がスキル、職位、給与の観点で読み取りました。費用は $0.43、モデルが行き過ぎた点も載せています。

プリペイド、サブスクなしREST でも MCP でもモデル・データ・エージェントを 1 つのキーで
LinkedInIndeedlovelyjsonfindings"roles": 162"ask_for_llms": 104"ask_for_agents": 90"senior_or_above": 70"median_pay": "$155k""cost": "$0.43"

求人票は、企業が何を必要としているかを示す最も正直な公開シグナルです。掲載にはお金がかかり、チームに足りないものがそのまま書かれているからです。数百件を読むには時間がかかりますが、モデルなら数分で読めます。私たちは LinkedIn と Indeed から米国の "AI engineer" の求人を集め、モデルに各求人を同じいくつかの事実に落とし込ませました。以下はすべて 2026 年 10 月 26 日に行ったその実行の記録で、費用は $0.43 です。求人に一度も書かれていないスキルをモデルが付け加えてしまった部分も含めています。

01

問い

?

米国の雇用主はいま AI エンジニアに何を求めているのか。どんなスキルを、どのくらいの経験レベルで、いくらの給与で。 同じ実行で、どんな職種についても答えが出せます。リクルーターの市場マップから求職者の学習計画まで使えます。

02

集めたデータ

ソースツール依頼した内容結果費用
LinkedInLinkedIn jobs"AI engineer"、米国、過去 1 か月に掲載150 求人$0.137
IndeedIndeed jobs"AI engineer"、リモート、米国50 求人$0.250

36 件の求人が 2 回出てきた(同じ会社・同じ職名)ため、ユニークな求人は 164 件になりました。モデルはそのうち 162 件を、AI や ML のシステムを構築する職種と判断しました。Indeed は、雇用主が給与範囲を示している場合はそれを構造化データとして返します。LinkedIn には説明文に書かれていることしかありません。

03

モデルの使い方

高速で安価なモデルである gpt-5.6-luna が、各求人の最初の 3,000 文字を 50 件ずつ 4 回に分けて読みました。各求人について、職位、リモートの方針、必要な最低経験年数、求められるスキル("PyTorch" と "pytorch" が一緒に数えられるよう標準的な名前で)、そして記載があれば給与範囲とその根拠となった文をそのまま返させました。その後、コードで重複を除き、給与の文をすべて求人と照合し、数える作業をすべて行いました。4 回の呼び出しの費用は合計で約 $0.04 です。

04

わかったこと

{}

いまや LLM の仕事です。 162 件の職種のうち、104 件が LLM の経験を、90 件がエージェントの経験を、84 件が評価(evaluation)の経験を、58 件が検索拡張生成(RAG)の経験を求めています。従来の ML フレームワークは後れを取っており、PyTorch は 36 件、TensorFlow は 27 件でした。これらは控えめな数字です。モデルがタグを付け、かつ求人の本文にその名前が書かれている場合にだけ、スキルとして数えています。

スキル求人数(162 件中)
LLM104
エージェント90
評価84
Python67
RAG58
プロンプトエンジニアリング40
PyTorch36
AWS30
ファインチューニング29
LangChain16
ベクトルデータベース12

大半はシニアです。 シニアが 52 件、スタッフ以上が 18 件で、ミドルが 37 件、ジュニアが 22 件、インターンが 3 件でした。30 件は記載がありません。最低経験年数を示している 81 件の中央値は 3 年です。

給与:中央は $155k。 Indeed の 50 件のうち 33 件が年収の範囲を示していました。範囲の中間値の中央値は $155,000 で、中央の半分はおよそ $129,000 から $196,000 の間にあります。最も低い範囲は $60,000 から始まり、最も高い範囲は $322,000 に達していました。LinkedIn の 117 件のうち、私たちが送ったテキストの中に給与を書いていたのは 9 件だけで、多くを語るには少なすぎます(その中間値の中央値は $209,000 でした)。

リモートの方針はたいてい書かれていません。 162 件中 106 件では、送ったテキストからはリモート、ハイブリッド、出社のどれなのかがわからなかったので、結論は出していません。説明文の全文か、求人サイト自体の勤務形態の項目を送れば答えが出ます。

05

モデルが行き過ぎたところ

安価なモデルは読むのは得意でしたが、控えることは苦手でした。求人が求めていなくても、典型的な AI エンジニアなら「必要だろう」というスキルを付け加えてしまったのです。各求人の本文でスキル名を検索して、これを見つけました。

スキルモデルがタグ付け求人に記載あり
Python9867
MLOps4117
RAG7558
ベクトルデータベース2512

タグをそのまま信じていれば、Python は求人の 60% に、MLOps は 4 分の 1 に登場することになっていました。本文が裏付けるのは 41% と、およそ 10 件に 1 件です。対策は安く済みます。上のすべての数字でそうしたように、本文が裏付けるタグだけを残すか、より強いモデルに各スキルの根拠となった言葉を引用させてください。

06

自分で実行する

API キーを LOVELY_API_KEY に入れ、市場調査の事例の run_tool と ask ヘルパーを使います。

Python
li = run_tool("linkedin-jobs", {"keywords": "AI engineer", "location": "United States", "datePosted": "r2592000", "limit": 150}, 150)
indeed = run_tool("indeed-jobs", {"title": "AI engineer", "location": "remote", "country": "us", "limit": 50}, 50)

posts = [{"id": i, "title": p["title"], "text": (p.get("description") or "")[:3000]} for i, p in enumerate(li)]
facts = []
for i in range(0, len(posts), 50):
    facts += json.loads(ask("For each posting return {id, seniority, remote, min_years, skills, pay_quote, pay_min, pay_max}. JSON array.",
                            posts[i:i + 50], model="gpt-5.6-luna"))
# Keep a skill only if its name appears in the posting text; keep pay only if pay_quote is in the text.

キーワードを変えればどんな職種にも、勤務地を変えればどんな市場にも使えます。使っているツールについては採用・求人データをご覧ください。

07

よくある質問

?
AI で求人を分析するといくらかかりますか?+

今回の実行は $0.43 でした。2 つの求人サイトから集めた 200 件の求人が $0.39、それをモデルが読む費用が約 $0.04 です。求人ツールは返された求人 1 件ごとに課金されます。価格は各ツールのページをご覧ください。

求人はどのモデルに読ませればよいですか?+

大量の抽出なら、出力を本文と照合する限り、高速で安価なモデルで十分です。今回のモデルは書かれていないスキルを付け加えましたが、コードでのチェックで無料で直せました。最初から正確さが必要なら、より強いモデルを使い、各回答の根拠となる引用を求めてください。

毎週市場を追跡できますか?+

できます。datePosted を過去 1 週間に設定して同じ検索を毎週実行し、求人 id を保存して既に見たものを飛ばし、件数を比べてください。MCP サーバーを通じて、エージェントに実行全体を任せることもできます。

給与の数字は信頼できますか?+

給与を掲載した求人について、雇用主が掲載したとおりの数字です。Indeed では 50 件中 33 件でした。米国では給与透明化法によって範囲の記載が一般的になっていますが、範囲は広く、サンプルも小さいので、ベンチマークではなく目安として扱ってください。

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